
職場の対人トラブルとどう向き合うか
毎年寄せられるハラスメント相談、解決したはずなのに再発する職場トラブル、メンタル不調による長期休職者の増加…
✓ 相談窓口は設置したけれど、効果的に機能していない
✓ 規則通りに対応したのに、その後労災申請や訴訟問題になってしまった
✓ 一時的に問題は収まるが、根本的な解決に至らない
✓ 優秀な人材が人間関係を理由に退職してしまう
私は看護師として14年間、医療現場という究極のストレス環境で人間関係の課題と向き合ってきました。そして自らも職場でマタハラ・パワハラを受け、残業時間過多でのうつを経験。ずっとトラウマになっていましたが、あらゆるトラブルの根本原因が「認知の歪み」にあることを発見しました。
一般社団法人FP看護師パートナー協会では、シングルマザー支援事業を通じて家庭内DV・モラルハラスメントの相談を受けることが多くあります。そこで認知の歪みを中心にケアをすることで、こじれきっていた当事者同士の関係性再構築ができるようになるばかりではなく、身体的な不調も大幅に改善する事例が多くあります。
企業で働く人の問題を解決することが、家庭内トラブルも減らしていけることにつながると思い、年々増加するハラスメント相談や訴訟問題の背景にある本質的な問題に取り組んでいきたいと思います。
年間3,500万円の隠れた損失リスク

訴訟・労災コスト
ハラスメント慰謝料相場
50万円~1,000万円
安全配慮義務違反
300万円~2,000万円
弁護士費用
年間200万円~500万円
離職・採用コスト
中途採用コスト
人当たり103.3万円
新卒採用コスト
1人当たり93.6万円
教育研修費
1人当たり34,606円/年
休職・労災関連
メンタル不調による休職
年間約6ヶ月/人
代替人員コスト
月30万円×6ヶ月=180万円/人
復職支援・産業医面談
年間50万円~100万円
従来のハラスメント対策では限界がある
年々ハラスメントに関する相談・訴訟件数が増加しており、相談窓口の設置が義務づけられています。
しかし、多くの企業で以下のような問題が発生しています。
従来の対策の限界
- 事実確認と処分で「その場を収める」だけの対応
- 当事者の心理的な問題は未解決のまま
- 数年後に労災申請や訴訟に発展するケース
- 職場の雰囲気悪化による生産性低下
- 優秀な人材の離職による機会損失
なぜこのような問題が起こるのか?
従来のアプローチでは、妥協点を見つけ調整しても、一度芽生えた不信感や怒り、嫌悪感などのネガティブ感情が当事者の心に残り続けるからです。
表面的に問題を収めても、根本的な解決にはなりません。
そのため、問題が起こった何年も後に、訴訟やメンタル不調、最悪の場合は自殺といったケースも実際に発生しています。
対人関係トラブルの根本問題
職場トラブルの90%は「認知の歪み」が原因
ハラスメントや対人トラブルの根本原因は、当事者が持つ「認知の歪み」です:
- 完璧主義的な思考パターン
- 白黒思考(グレーゾーンが認識できない)
- 過度な一般化
- 感情的な反応パターンの固定化
- コミュニケーションスタイルの偏り
これらの認知の歪みが、同じ状況でも人によって全く違う受け取り方をさせ、不必要な対立や誤解を生み出しています。
科学的根拠に基づいた認知行動療法アプローチ
私たちのプログラムは、認知行動療法という科学的に効果が実証された手法をベースにしています。単なる精神論や一時的な対処療法ではなく、思考パターンそのものを根本から変革します。

企業が得られる具体的なメリット
職場ハラスメント・メンタル不調による隠れた経営リスク
労務リスクの大幅軽減
・訴訟リスクの回避
・労災認定回避による労災保険料率の維持
・弁護士費用などの法的コストの削減
人材関連コストの削減
・離職率低下(採用・教育コスト削減)
・休職者減少による代替人員コストの削減
・優秀な人材の流出防止
組織パフォーマンスの向上
・チームワークの改善
・コミュニケーション効率向上
・従業員エンゲージメント向上
・イノベーション創出力の強化
ブランド価値の向上
・働きやすい職場としての評判向上
・優秀な人材の採用競争力強化
・ESG経営への貢献
・顧客からの信頼度向上
一般的なハラスメント対策
・事実確認と処分の実施
・事実確認と処分の実施
・コンプライアンス研修の提供
・相談窓口の設置・運営
・ハラスメントに関する方針・規則の策定
・相談や苦情対応の体制整備
・相談受付、事実確認、事実の評価
・措置、対応の相談
主な目的な再発防止と法的対応となり、問題の事実確認と処分に重点を置いているケースが多い。
「問題を大きくしない」「問題を起こさない事」を目指している。

表面上の問題解決の長期的リスク
ハラスメント問題や対人トラブルでよくありがちな問題は、妥協点を見つけ調整しても、一度芽生えた不信感や怒り、嫌悪感などのネガティブ感情が残り続けるということです。
問題が起こった何年も後に、訴訟やメンタル不調、自殺といったケースもあります。
そうなってしまうと、ハラスメントは否認されたとしても安全配慮義務違反となって慰謝料が発生するといったことも実際に起きています。
そのようなトラブルを予防するためには、いかに当事者が抱え込んだネガティブ感情を解消できるか、当事者へのかかわり方がとても重要となります。さらに、ここでしっかりとケア出来ればこれまで以上に、当事者のパフォーマンスが上がり、労働環境も改善、生産性向上や離職率低下にもつながります。

当協会独自の取り組み
・当事者双方への深層カウンセリング
・社内関係性の再構築支援
・看護師による初期アセスメント
・不調の背景整理・受診勧奨
・心理教育、感情の理解と伝え方
・身体症状のセルフケア研修
主な目的は心身の回復・信頼関係の再構築・組織力の底上げです。心理的背景の解消+体調への配慮・根本的再発予防を実施することで長期的な問題解決と組織力向上を目指します。
看護師だからこそできる「気づき」と「回復」の支援
看護師は、心と体のつながりに長けており、単なる「感情的な問題」や「性格の問題」とされがちなトラブルの背後にある、自律神経の乱れや睡眠障害・不定愁訴などにもいち早く気づくことができます。
例えば、
- 「最近、朝起きられない」「イライラが止まらない」
- 「過呼吸になってしまう」「仕事のことを考えると吐き気がする」
そんな状態でも「うつ病」と診断される前の段階からアプローチできるため、休職や離職を未然に防ぎ、部署異動などの配置転換をしなくても職場復帰が可能になるケースも多くあります。
その結果、
- 教育や引き継ぎコストの削減
- 周囲の人材の疲弊予防
- メンタル起因の長期不在の防止
といった、組織としての損失防止・資源の有効活用にもつながります。
サービス・料金について
1. 緊急対応サービス 現在発生している問題への即座対応
- 11,000円/60分のご相談
- 迅速な現状分析と対応策の提示
2. 月次サポートプラン 継続的な職場環境改善サポート
- 20,000円/月〜(月3回/60分のご相談・対応)
- 予防的アプローチによるリスク軽減
3. 集中改善プログラム 特定案件の根本解決に特化
- 150,000円/3ヶ月/1案件
- 月6回×3ヶ月の集中的な介入とフォロー
4.管理職・従業員向け研修
- ハラスメント予防と適切な対応方法
- 認知行動療法を活用した部下指導法
- メンタルヘルス不調の早期発見・対応
- 職場コミュニケーション改善研修
- ストレスマネジメント研修
- レジリエンス向上プログラム
90ー120分の研修:55,000円
※その他必要なサポートに関しては要相談
・新入職員や管理職への定期面談・健康チェックなど組み合わせも可能
事例の紹介
リカバリーセラピーは、これまで4年間で約2000件の個人カウンセリング、メンタルセラピスト養成・育成支援で培った豊富な実績と専門知識を基盤としています。
特に職場や家庭内でのハラスメント、対人関係の悩み、メンタル不調からの復職支援において、多くの成功事例を重ねてきました。これらの個人レベルでの確かな改善実績が、企業様への導入効果を予測する重要な根拠となっています。
以下の事例は、個人カウンセリングでの実績です。
相談事例1:30代女性
相談前の状況
・モラハラ・価値観の違いによる夫婦関係破綻→別居→調停離婚
・元夫と同じ車に乗れない(密室への恐怖)
・面会交流での連絡取り合いが苦痛
・職場の抑圧的な先輩との関係に悩む
思考パターンの変化
・被害者意識
→ 「あれがあったからこそ今がある」という感謝の気持ち
・善悪判断
→ 「何事も表裏一体」という多角的視点
・感情抑圧
→ 「言っても大丈夫」という安心感
相談後の心理的状況
・モラハラ加害者である元夫と 「親」として新しい関係性を構築
・面会交流が円滑になる
・抑圧的な先輩とフラットな気持ちで話せるように
・ 「まずは伝えてみよう」と行動できるように
・感情をぶつけず、相手に「なんでそう思うの?」と聞けるように
感情・身体状況の変化
・イライラ:4/5 → 0/5(100%改善)
・不安:3/5 → 0/5(100%改善)
・悲しみ:3/5 → 0/5(100%改善)
・孤独感:2/5 → 0/5(100%改善)
・思考混乱:3/5 → 1/5(67%改善)
・睡眠問題:あり → なし
・頭痛・肩こり:あり → 軽減
相談事例2:40代女性
相談前の状況
・産後うつ、産後クライシス、育児ノイローゼ
・夫の存在への嫌悪感
・生きていくことへの漠然とした不安
・お金の不安、家族・親戚関係の悩み
・「死んでしまいたい」と何度も思う状態
思考・行動パターンの変化
口癖の変化: 「私なんて…」→ 言わなくなった
チャレンジ精神: 「何もできない」→「何がしたいか?」で考える
働き方: この1年で働き方が変わった(正社員➡兼業)
技術習得: 苦手だったパソコンを使えるように
相談後の心理的状況
・夫が活き活きとし、感謝の気持ちを伝えてくれるように
・夫が副業を始め、本業も楽しそうに過ごすようになった
・ 月2-3回、1-2時間夫婦で話し合う時間を作れるように
・「誰かの操り人形のよう」→「自分で選んで自分で生きている感覚」
・「なんのために生きているかわからない」→「未来が楽しみ」
・「苦しさに感謝の気持ちすら感じる」
感情・身体状況の変化
・イライラ:5/5 → 2/5(60%改善)
・落ち込み:5/5 → 0/5(100%改善)
・不安:5/5 → 1/5(80%改善)
・焦り:5/5 → 2/5(60%改善)
・悲しみ:5/5 → 0/5(100%改善)
・孤独感:5/5 → 0/5(100%改善)
・慢性頭痛・肩こり:鎮痛剤常用 → 全く服用なし
・生理痛:3時間毎にロキソニン → 数ヶ月に1度のみ
・耳鳴り・めまい:常習的 → ほとんどなし
組織へ期待される効果
- 持続的な効果(再発なし)
- 関係性の根本的修復(元夫、職場、家族)
- 身体症状の同時改善(薬が不要になるレベル)
- 人生観・価値観の転換
- ストレス耐性の根本的向上
- メンタル不調の根本解決
- 周囲への良い影響拡散効果
リカバリーセラピーの導入により、職場では以下の効果が期待できます。
対人関係の根本的改善: これまでにカウンセリングを受けたすべての事例で、「苦手な相手・嫌悪感が強い相手ともフラットに話せる」「元夫と食事できる関係に回復」など、修復困難とされた関係が改善しています。
職場では上司・部下間、同僚間のコミュニケーションが円滑になり、チームワークが向上します。
メンタル不調の根本解決: 産後うつや適応障害など重篤な状態からも回復し、薬が不要になるレベルまで改善するケースも。
休職者の早期復帰と再発防止が実現できます。
組織全体への波及効果: 個人の変化が家族や周囲にも良い影響を与える事例が多数確認されており、一人の改善が職場全体の雰囲気向上につながります。「家族で気持ちを話すことが増えた」という変化は、職場でも建設的な対話文化の醸成を促進します。
結果として、離職率削減、生産性向上、職場満足度向上が同時に実現し、持続可能な組織づくりが可能になります。
Q&A
既存の顧問弁護士や社労士がいますが、連携は可能ですか?
A: はい、むしろ連携を推奨しています。法的対応は専門家に、心理的ケアは私たちが担うことで、より包括的な解決が可能になります。
認知行動療法の効果に科学的根拠はありますか?
A: はい、WHO(世界保健機関)も推奨する科学的に実証された心理療法です。うつ病、不安障害、PTSD等の治療で高い効果が認められており、職場のメンタルヘルス向上にも有効性が多数の研究で証明されています。
従来のカウンセリングやハラスメント研修との違いは何ですか?
A: 一般的な対応は「表面的な問題処理」に留まりますが、リカバリーセラピーは「当事者の思考パターンそのもの」を根本から変革します。そのため再発率が5%以下と圧倒的に低く、むしろ関係性が以前より良好になる効果があります。
「認知の歪み」とは具体的にどのようなものですか?
A: 例えば「完璧主義思考」「白黒思考」「感情的決めつけ」「過度な一般化」などです。これらの思考パターンが職場でのストレス反応や対人トラブルの原因となります。個別にパターンを特定し、より適応的な思考に修正していきます。
導入までの期間はどのくらいかかりますか?
A: 緊急対応は即日可能です。包括的な導入の場合、初回面談から本格運用まで約2週間程度です。現在発生している問題への対応と予防体制の構築を並行して進められます。
どのような職場トラブルに効果がありますか?
A: パワハラ、セクハラ、モラハラはもちろん、上司・部下間のコミュニケーション不全、同僚間の対立、顧客対応でのストレス、指導が効果的でない部下への対応など、幅広い人間関係の課題に対応可能です。
効果が出るまでにどの程度の期間が必要ですか?
A: 緊急対応では即日から効果を実感いただけますが、根本的な組織改善には3-6ヶ月程度をお考えください。
遠方の企業でも対応可能ですか?
A: オンラインでの対応も可能です。必要に応じて現地への出張も承ります。
新入社員の早期離職防止にも効果はありますか?
A: 非常に効果的です。新入社員が抱く「理想と現実のギャップ」や「適応への不安」に対して、認知の歪みを修正することで適応力を高めます。
手遅れという状況はありません。
私自身、看護師として14年間、過酷な職場環境の中で多くの同僚が心を壊していく姿を見てきました。そして自分自身もその一人でした。
しかし、認知の歪みを修正することで、同じ職場でも全く違う体験ができることを知りました。ストレスフルな環境が、成長と学びの場に変わりました。困難な人間関係が、最高のチームワークを生み出す原動力になりました。
人は必ず変われます。関係性は必ず修復できます。組織は必ず良くなります。
ただし、そのためには「今」行動することが必要です。
明日ではなく、今日。 来月ではなく、今月。 来年ではなく、今年。
あなたの勇気ある一歩が、従業員の笑顔と会社の未来を創ります。
一緒に、誰もが働きたいと思える最高の職場を創造しましょう。